1月30日
折り返し手綱についてのメモ
「南関東地区で使用可能な補助具の取扱い基準」によると
2.使用を制限する補助具
⑵ 発走地点までに限り使用を認めるもの
①頭絡の外側に着けた覆面(通称二重メンコ、上メンコ)
②鼻縛り
③上顎ゴムバンド
④リップネット(騎乗の安全)(競走能力影響)
⑤折り返し手綱(通称引き返し)
⑥リップチューン(チェンシャンク)
⑦チフニィビット(通称ハートはみ)
とあるため、折り返し手綱が発走地点までしか使用できない、というのは恐らくJRAでも正しい。
※馬に対して強い制動力を与えるため、推進より制動力が勝り前進気勢がなくなることもあります。
折り返し手綱を使用する際は、脚と坐骨扶助でしっかり推進させる必要があります。
とあることから、競馬の競走という「速く先頭でゴールさせる」レースの中で使うのは不適切な馬具であることから制限されているのだろう
今週は「ネックストレッチ」について解説いたします|西塚助手|競馬予想サイト サラブレモバイル
解説にあるようにネックストレッチャーは頭を下げさせる効果のある矯正馬具として使用されている
折り返し手綱の一部を取り外すことでネックストレッチャーになるのかは不明 Google検索した限りそのような解説は見当たらなかった
レース中に「折り返し」をつけていると池添も
「腹をくくってレースに挑みました」池添謙一騎手《メイケイエール》【シルクロードステークス2022勝利騎手インタビュー】 - YouTube
調教師も
【シルクロードS】メイケイエール復活V 池添謙一騎手「パシュファイアーを付けた効果もあって上手に走ってくれた」 : スポーツ報知
語っているのだが、ラジオ日経の書き起こしを見ると
【シルクロードS】(中京)メイケイエールが直線半ばで抜け出し重賞4勝目を挙げる | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
(話の内容、順序が被っているためおそらくそのままこの勝利騎手インタビューがソースだろう)「馬具」と修正されているので、もしかすると公式には「折り返し手綱」ではないものを慣例的に「折り返し」と呼んでおり、折り返し手綱を使用した(つまりレース中に使ってはいけない馬具を使用した)という記載を避けるために修正されたのかもしれない。
スポニチの記者さんによるとネックストレッチャーではなく折り返し手綱を使用しており、折り返し手綱が使用禁止というのは初耳(使用禁止かどうかは不明)とのこと
「折り返し手綱レース使用不可」は他社さんの記事が初耳でした。自分も気になったのですが、本日は中京競馬場勤務ではないのでJRAに問い合わせることができませんでした。確かな情報、ルールが分かりましたら、必ずお伝えさせていただきます。申し訳ありません。
— 田井秀一(スポニチ競馬記者) (@sponichi_baTAI) 2022年1月30日
とりあえずここまで 今後何らかの展開があるのか特に何もないのかはわかりません